集客 #03 サービス・商品で範囲が異なる集客エリア
※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。
ローカル(地域密着型)ビジネスでは「サービス・商品の特性」や「見込客の都合」で集客エリアの範囲が変わってきます。
これを理解しないとSEO対策やリスティング広告の施策は行えません。
①高額なサービス・商品
見込客は、なるべく多くの選択肢の中から最善を選びたいので集客エリアが広くなります。
高額なサービス・商品は「失敗したくない」「後悔したくない」という心理が働くため、見込客は慎重に選択する傾向があります。
例)リフォーム事業、住宅関連など
②専門性の強いサービス・商品
趣味嗜好に関連する専門性の強いサービスや商品の場合には、見込客は苦労や労力を惜しまないため集客エリアが広くなります。
例)骨董品、マニア向けの販売店や専門店
③独自性の強いサービス・商品
独自性の強いサービスや商品を提供している場合には集客エリアが広くなります。
ただし、そのサービスや商品に「市場ニーズがある」ことが絶対条件となります。
例)行列のできる飲食店など
④高価なサービス・商品を低価格で提供
高価なサービスや商品を相場よりも低価格で提供している場合には集客エリアが広くなります。
例)審美歯科
たとえば東京都内の審美歯科などで費用が相場よりも極端に安い場合には、都外(神奈川、千葉、埼玉)から患者さんが通院してきます。
ただし、歯科医院の立地が東京駅や新宿駅などのハブ駅から10分以内程度の場所であることが条件となります。
⑤見込客の都合
医業関連などで「重症」「慢性症状」で悩んでいる患者さんの場合には集客エリアが広くなります。
逆に「軽症」や「急性症状」の場合には集客エリアは狭くなります。
また見込客が「こだわり」を持っている場合にも集客エリアは広くなります。
たとえば「設備のしっかりしている歯科医院で治療したい」などの場合です。
つまり、見込客がなかなか解決しない問題を抱えている場合は、集客エリアが広い。
すぐに解決できる問題、又は緊急な問題を抱えている場合は、集客エリアが狭い。
それと修理関連などで緊急性のあるものも集客エリアが狭くなります。
【まとめ】
①「サービス・商品の特性」や「見込客の都合」で集客エリアの範囲の広狭が変わる。
②集客エリアの範囲は「過去のデータ」と「見込客目線」で考えて把握する。
③サービスや商品の種類が複数ある場合には、個々の集客エリアの範囲を確認する。