SEO対策 #16【改訂版】検索順位下降後の対処方法

※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。

検索順位を過剰に気にする方々がいます。

たとえば、「昨日までは1位だったのに、今日は2位なってしまった」とか。

また、Googleアルゴリズムの大型アップデート後に検索順位が大きく下降して、アクセス数が激減する場合もあります。

そして検索順位は、さまざまな要因で変化します。

しかし検索順位は、ネット集客のプロセスであり目的ではありません。


当社の場合、検索順位の下降でアクセス数が激減しても、原因がはっきりしている場合以外は「何もしない」で2ヶ月間程度は様子を見ています。

ただし以下の2つの条件を満たしていることが大前提となります。

・SEOスパム行為を行っていない。

・高品質のコンテンツを掲載している。

「何もしない」理由は、あくまでローカル・ビジネスのネット集客で重要なのは以下の2つだからです。

①「集客エリア内からのアクセス数」

②「毎月の新規顧客獲得人数」

たとえ検索順位が下降したり、総アクセス数が激減しても、この①と②が最重要事項だと考えています。

そして最終的には「新規集客人数が減らなければ問題なし」と判断しています。


当社では、①の「集客エリア内からのアクセス数」は、Googleアナリティクス4(以下、GA4)の地域別レポート機能を使用して確認しています。

地域別レポートのデータ確認方法は下記の検索結果をご覧ください。

「GA4 市区町村別 地域別レポートを見るには」
Google検索結果より


下記は、地域別レポート機能の正確性に関する旧Googleアナリティクスの記事です。

『Googleアナリティクス地域レポートの正確性は? どこまでわかるもの?』

この地域別レポート機能の最小単位は「市区町村」です。

例えば、東京23区の場合は「○○区」、それ以外は「○○市」が最小エリアです。

ローカルSEO対策がきちんとできていれば、ほとんどの場合、全体の総アクセス数が激減しても、集客エリア内からのアクセス数が減ることはありません。

本動画内では、歯科医院、審美歯科、整体院の実際のGoogleアナリティクスの生データを使って解説しています。

興味のある方はご覧ください。

【SEOスパムについて】
現在の検索アルゴリズムは、ほとんどのSEOスパム行為を捕捉します。

そのためSEOスパム行為を行っているホームページは今では極僅かだと思います。

念のため具体的なスパム行為については下記検索結果で確認してください。

「現在使われているSEOスパムの種類は」
Google検索結果

ここでは、現在もローカル・ビジネスで多く使用されているSEOスパム行為「誘導ページ(ドアウェイページ)」について少し解説します。

検索順位を操作する目的のSEOスパム行為でコンテンツが類似、または重複した複数ページを作成しているホームページが今でも相当数存在します。

「SEOスパム 複数ページ」
Google検索結果

特にその中で水道修理業などの競争の激しい業種のホームページで多く使用されているSEOスパム行為に「誘導ページ(ドアウェイページ)」があります。

「誘導ページ(ドアウェイページ)」
Google検索結果

これは複数の市区町村名で上位表示させる目的で、ほぼ同じコンテンツで複数の地域名「〇〇市」等のページを作成しているホームページです。

※具体例:「○○市 水道修理」のような検索キーワード

当然、個々のホームページをSEOスパム行為として認定するか否かはGoogleの検索アルゴリズムが決めることです。

そのためここでは「誘導ページ(ドアウェイページ)」是非については言及しません。

しかし、誘導ページ(ドアウェイページ)を使用しているホームページはSEOスパム行為であることを認識した上で運用しなければなりません。

「誘導ページ(Doorway Page)はガイドライン違反です」
【公式】Google検索セントラルブログ

「SEOスパムのペナルティ」
Google検索結果

【まとめ】
検索順位が下降してアクセス数が激減したときの3つの行動

①最低2ヶ月間は「何もしない」。

②集客エリア内からのアクセス数をチェックする。

③毎月の新規顧客獲得人数をチェックする。
※集客人数が減らなければOK!