広告宣伝 #06 広告宣伝費の算出方法① 平均顧客単価
※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。
【広告宣伝費の算出について】
ローカル・ビジネスの広告宣伝活動には、定番の「チラシ」だけでなく、現在ではリスティング広告などのネット広告も効果的です。
しかし、広告宣伝活動を行っても予算管理から費用対効果の検証まで行っている事業主さんは少ないようです。
これはご自身の事業に最適な広告宣伝費の算出方法を知らないのが理由のひとつです。
最適な広告宣伝費を算出するために必要なデータは以下の通りです。
・平均顧客単価
・集客数
・新規顧客獲得コスト(CPA)
今回はローカル・ビジネスの広告宣伝費の算出方法と費用対効果の検証方法について3回のコラムに分けて解説します。
1回目 平均顧客単価について(本コラム)
3回目 費用対効果の検証方法
全3回のコラムを読めば今後の広告宣伝活動に自信を持って予算を算出することができます。
【平均顧客単価】
顧客単価とは「1人のお客様が1回の取引で支払った金額」を表します。
BtoC事業経営では、平均顧客単価を必ず把握しなければなりません。
平均顧客単価は店舗の全体売上を顧客数で割ることで算出できます。
平均顧客単価=全体の売上÷お客様の人数
飲食店などのような価格帯の幅が小さい業種はこの算出方法で大丈夫です。
しかし、お客様に提供しいている商品やサービスの種類が複数あり価格帯の幅が大きい業種では、種類別に平均顧客単価を算出する必要があります。
たとえば、
◆工務店の場合
新築一戸建てからリフォームや軽微な修理まで行う工務店の場合には、各サービス別に平均顧客単価を算出する必要があります。
◆歯科医院の場合
※歯科医院の平均顧客単価は、初診から治療終了までに患者さんが支払った保険収入も含んだ合計金額です。
保険治療と自費治療に分けて平均顧客単価を算出することができます。
更に自費治療を細かく分けるとより正確な平均顧客単価の算出ができます。
※自費治療=インプラント、入れ歯、矯正歯科、審美歯科など
【平均顧客単価の利用方法】
①広告宣伝費の算出
リスティング広告の出稿やチラシを配布する場合でも、広告宣伝活動を実行する際には『平均顧客単価』を把握していなければ「お話になりません。」
広告宣伝費の算出方法は、2回目以降のコラムで解説します。
②売上目標の設定や売上予測の算出
平均顧客単価は、売上目標の設定や売上予測を算出する場合にも利用できます。
平均顧客単価×集客数=売上
売上÷平均顧客単価=集客数
【まとめ】
①平均顧客単価は必ず把握する。
②広告宣伝費の算出や費用対効果の検証に平均顧客単価は必要不可欠。
【参考】
◆「費用対効果的な広告宣伝費の算出方法」
Google検索結果より
◆「最適な広告宣伝費の算出方法」
Google検索結果より