ホームページ #06 ランディングページは必要なのか?

※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。

今回は『ランディングページ』の定義と本来の役割について解説します。

【ランディングページとは?】
一般的にリスティング広告の飛び先のペラ(1ページ)のコンテンツページを『ランディングページ』(以下、LP)と呼称しています。

そして、なぜか?ホームページを持っていても、リスティング広告を運用する際には別途LPを制作することが多いようです。

しかし、リスティング広告を使用するか否かに関係なく、本来はCVを獲得するための勝負ページのことを『ランディングページ』と呼びます。

ペラでもホームページ内に設置してあるものでも、『ランディングページ』の目的はCVを獲得することです。

つまり、ホームページ内のコンテンツページでもCVを獲得するのが目的なら『ランディングページ』と定義されます。


【ペラのランディングページを使う場合】
主にペラのLPとリスティング広告をセットで使うのは下記①~④に当てはまる場合です。

①テストマーケティング
新商品や新サービスなどの市場ニーズを調査する場合にランディングページを使用します。
このテストマーケティングの結果の良し悪しで市場へ投入するか否かを決めます。

②期間限定
期間限定の催事や季節限定の商品やサービスなどの広告宣伝にランディングページを使用します。
このような短期間の広告宣伝活動にはランディングページとリスティング広告の相性は抜群です。

③企業イメージに合わない
企業イメージとかけ離れた商品やサービスの広告宣伝活動を行う場合にペラのランディングページを使用します。
たとえば、サントリーは某商品でリスティング広告とランディングページを使用しています。

④HPが無い
ホームページが無い事業者がネット上で広告宣伝活動を行う場合にはランディングページが必要となります。


【ホームページ内にLPを設置するメリット】
そして、同じコンテンツ構成ならペラのLPよりもHP内にコンテンツページとして設置した方が費用対効果的なのです。

ネット集客を目的としたホームページは、ランディングページの集合体です。


《某整体院の事例》
某整体院で新しい施術のテストマーケティングを行うためにペラのLPを作成しました。

LPとGoogle広告で3ヶ月間テストを行い、良い結果が出たのでLPをそのままHP内の施術ページとして移設しました。

移設後、Google広告の出稿もそのまま継続しました。

HP内への移設後、同じ広告宣伝費で集客人数が増えました。

つまり、CV率が上がりCPA(新規顧客獲得コスト)が下がったということです。

これは、HP内のコンテンツページになるためSEO効果も得られるので、自然検索からも見込客が流入して来たためです。

また、ペラのLPよりもHPの方が見込客に安心感を与えるので「CV率が上がった」と考えています。


【LPの特徴と構成】
LPは1ページでCVを獲得することが目的となるため縦長になります。

また、掲載するコンテンツの構成はCVの設定により異なります。

『ランディングページ最適化』
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


《LP制作のヒント》
当社では以下の手順でLPを制作しています。

参考にしてください。

①CVを具体的に設定する。
一番はじめにCVを具体的に設定します。

つまり、LPを閲覧後、見込客に「どんな行動をしてもらいたいのか?」を明確に具体化することです。

※行動=CV

たとえば、見込客にLPを閲覧後、来店してもらう、予約してもらう、お問合せをもらう、見積依頼をもらう、注文をもらう、等々。

ただし、これは業種、扱っている商品やサービスにより異なります。

②LPの構成を考える。
見込客に「どんな行動をしてもらいたいのか?」を具体化したら次にLPのコンテンツ構成を考えます。

つまり、「見込客にCVとなる行動してもらうには、どんな情報をどんな形式で提供する必要があるのか?」を徹底的に考えます。

★どんな情報を…
主に商品やサービスの情報です。

商品やサービスのどんな情報を見込客に提供すればCVに設定した「行動をしてもらえるのか?」を考えます。

★どんな形式で…
提供する情報は、LPにどんな形式で掲載すれば見込客に分かりやすく情報が伝わり「CVの獲得に繋がるのか?」を考えます。

※形式=テキスト、イラスト、写真、動画など

どんな形式で掲載すればCV率が上がるのか?は、商品やサービスによって異なります。

そのため可能な場合、ABテストなどを行って、あなたの提供している商品やサービスにピッタリの構成を見つけてください。

『A/Bテスト』
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

★スマホLPの場合
扱っている商品やサービスにより異なりますが、現在スマホからのアクセスは総アクセス数の80%以上です。

そのため予約や注文の「電話をもらう」ことを「CVの獲得」と設定した場合には必ず目立つ通話開始ボタンを設置してください。

 

【まとめ】
①LPは目的に併せて「ペラかHP内に設置か」を決める。

②LPはHP内に設置した方が費用対効果的である。

③CVを明確に具体化した後、コンテンツ構成を決める。