SEO対策 #10 Googleタイトル書き換え防止のコツ
※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。
前回のコラムでもお伝えした通り、検索結果で上位表示されてもクリック率(CTR)が低いのが現実です。
※検索結果1位でもCTR:13.94%
前回コラム:『SEO対策 #09 検索順位とクリック率』
そこでクリック率を上げるために各ページのタイトル文をひと工夫しているサイト運営者さんも多いと思います。
しかし、せっかく考えて作成したタイトル文がグーグル検索エンジンに勝手に書き換えられてしまうことがあります。
この「タイトルの書き換え」を100%防ぐ方法はありません。
ただし書き換えを少なくするコツは存在します。
そんな『書き換えを少なくする10のコツ』を紹介します。
本来ならGoogle検索セントラルの公式ガイドラインに従ってタイトルを作成すれば問題ないはずです。
『Google 検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更』
ただし、上記ページの説明で内容を理解することは非常に困難だと思います。
そこで「タイトルの書き換え」については、下記サイトを参考にしてまとめました。
《参考サイト》
◆『Googleのtitleタグ書き換えを防ぐ方法×1』
◆『titleタグ書き換えのアルゴリズムをGoogleが広範囲に調整したかも? 』
◆『ページタイトル生成の新しいアルゴリズムについてGoogleが説明、ページ全体を反映するように改良』
◆『2022年版|タイトル書き換え問題への2つの対処法!』
以下、参考にしてください。
『書き換えを少なくする10のコツ』
①文字数を全角30文字以内にする。
タイトルの文字数を検索結果の幅に収まる全角30文字前後にするようにします。
タイトルの文字数が全角30文字よりも少なすぎたり、または多すぎたりすると書き換えが発生する傾向があるようです。
また、タイトルに価格(数字)を入れる場合には、半角文字で記述します。
半角2文字分は全角1文字としてカウントされます。
特にサービスや商品の低価格がセールスポイントの場合、価格が表示されるか否かでクリック率が大幅に変わってきますので注意が必要です。
②2つのタグの内容を一致させる。
titleタグとh1タグに同じ文章を記述する。
<title>同じ文章を記述する</title>
<h1>同じ文章を記述する</h1>
③タイトル文を分割しない。
悪い例:<title>SEO対策(&MEO対策)- WEBマーケティングのコムフィック</title>
上記の例では、「()」と「-」でタイトルが3つに分割されています。
↓↓↓
SEO対策|&MEO対策|WEBマーケティングのコムフィック
文章を分割した状態はタイトル書き換えを促進してしまう傾向にあります。
分割しないで、可能な限りワン・センテンスで記述した方が良いようです。
良さそうな例: <title>SEO対策とMEO対策ならWEBマーケティングのコムフィック<title>
④適切なセパレータを使う。
さまざまな種類の区切り記号(セパレータ)があります。
Googleのお気に入りは「-」(ダッシュ)だそうです。
「|」(パイプ)も区切り記号としてよく使われます。
⑤角括弧ではなく丸括弧を使う。
[角括弧]よりも(丸括弧)のほうが書き換えが少ない。
この2つを比較した書き換え結果は次のようになったそうです。
[角括弧] 77.6%が書き換え、32.9%が角括弧内のテキストを削除
(丸括弧) 61.9%が書き換え、19.7%が丸括弧内のテキストを削除
[角括弧]ではなく(丸括弧)を使うようにします。
⑥検索クエリと一致したキーワードを含める。
該当ページが検索結果に表示されるときに検索ユーザーが使うキーワードをtitleタグに含めると書き換えが発生しにくくなります。
どんなキーワードで検索結果に表示されているかを調べるには、サーチコンソールの検索パフォーマンス・レポートで確認できます。
⑦キーワードを詰め込まない。
同じキーワードを繰り返し使うと書き換えが発生しやすくなるそうです。
そのため昔の内部SEO対策のようなキーワードの詰め込みはダメです。
ただし、詰め込みではなくても1つの単語を2回使っただけでも書き換えが発生しやすくなるようです。
サイト名とページタイトルに同じワードを使う場合が微妙となります。
必要な場合には同義語などに置き換える対処方法もあるようです。
たとえば「渋谷で歯科医院をお探しなら駅から徒歩5分のグーグル歯科医院」
このような場合には「渋谷で歯医者をお探しなら~」にする。
⑧テンプレートのタイトルを避ける。
一部の単語を置き換えるだけのテンプレートのtitleタグも書き換えが発生しやすくなるようです。
<title>商品名・サービス名 | メーカー名・企業名・屋号</title>
特に、ページの内容とは関連性が低いフレーズ部分です。
例:<title>ホームページ制作サービス|WEBマーケティングのコムフィック</title>
上記の場合「WEBマーケティングのコムフィック」の部分です。
⑨タイトルの欠如。
titleタグに記述が無い場合や該当ページ固有のタイトルが欠けている場合に書き込みや書き換えが発生します。
titleタグには該当ページ固有のコンテンツを表すフレーズを記述する必要があります。
⑩最新情報を維持する。
年号や年月日が重要なページでは最新情報を維持する。
たとえば大学の入学案内や企業の決算報告ページなどの年号や年月日が昔のものだと書き換えが発生するようです。
【まとめ】
①Googleのタイトル書き換えを100%防止することは不可能である。
②タイトルは書き換えを少なくしてクリック率が上がるように心がける。
③タイトルタグの生成アルゴリズムはアップデートされるのでタイトルの大幅な修正等は頻繁に行わないほうが得策である。
【追記】
当社では『書き換え防止のコツ』の10項目のうち、①~③の条件を満たしたタイトルを作成しています。