広告宣伝 #02 プッシュ型広告とプル型広告

※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。

集客するための広告宣伝手法には『プッシュ型広告』と『プル型広告』の2つがあります。

一般に集客目的の広告宣伝活動を行なう場合には、はじめに業種や提供しているサービス・商品が「どちらの広告宣伝方法と相性が良いのか?」を必ずチェックしましょう。


【プッシュ型広告】
プッシュ型広告とは受け手(消費者)の意思に関係なく情報を強制的(一方的)に送ることができる広告宣伝手法です。

たとえば、訪問や電話による営業、紙媒体の広告(チラシ)、看板、テレビCM、メールマガジン、etc。

《メリット》
「潜在的なニーズの掘り起こし」ができることです。

たとえば、宅配ピザのチラシを観て「ピザが食べたくなり注文する」など。

※潜在的ニーズ=「おいしいものを食べたい」「好きなものを食べたい」という人間ならみんな持っている欲求。


《デメリット》
コスパが悪い。

ターゲットを絞らず広告宣伝するのでCPAが高くなります。

CPA(新規顧客獲得コスト)=広告宣伝費用÷広告宣伝活動で獲得したお客様の人数



【プル型広告】
プル型広告とは受け手(消費者)の意思で選択的、そして積極的に情報を探しに来てもらう広告宣伝手法です。

たとえば、住宅展示会やクルマの試乗会、無料セミナー、そして(検索エンジン経由による)ホームページです。

現在では、インターネット市場が拡大しているため大企業も含めてコスパと集客効果に優れたプル型広告へシフトしています。


《メリット》
受け手(消費者、見込客)から情報を探しに来てくれるのでコスパが良く成約率も高い。
※新規顧客獲得コストが安く済む


《デメリット》
サービスや商品に市場性、必要性などのニーズが無い場合には広告宣伝の効果は限りなくゼロです。



『チラシ』の注意事項

プッシュ型広告の代表と云えば『チラシ』なんですけど、とにかく『チラシ』を撒けば集客できると思い込んでいる方々が結構います。

たとえば、医業関連では、プッシュ型広告、特にチラシによる集患は現実的ではありません。

治療などを必要としていない受け手(消費者)に対して強制的(一方的)に情報を送っても反応は得られません。

消費者が歯科医院のチラシを観て「歯科医院へ行きたくなり通院する」ことはありません。

【まとめ】

あなたの業種、提供しているサービスや商品は「プッシュ型か?プル型か?」、または「プッシュ型とプル型の二刀流か?」をよく考えて広告宣伝を行う必要があります。