広告宣伝 #03 リスティング広告は必要なのか?

※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。

【リスティング広告の概要】
ローカル(地域密着型)ビジネスのネット集客の基本原理は次の通りです。

「集客エリア内の見込客をホームページに集めて行動してもらう」

リスティング広告は、「集客エリア内の見込客をホームページに集める」ための広告宣伝ツールです。

そしてSEO対策とリスティング広告はネット集客の両輪です。

たとえば、スマホが普及してから内臓GPSによる位置情報を元に検索ユーザーの位置から近い店舗などを順番に検索結果に表示する傾向があります。

当然、住所は変更できないので、このアルゴリズムはSEO対策の施策で解決することはできません。

そのため、集客エリア内の見込客に素早く店舗やサービスを認知してもらう必要があるローカル(地域密着型)ビジネスでは、リスティング広告でこのアルゴリズムの傾向を解決する必要があります。

リスティング広告は、集客エリア内の見込客へ確実に広告配信できるので、現在のネット集客では低コストで効果的なおススメの広告宣伝方法です。

SEO対策だけに依存してネット集客で思うような結果が出ていないビジネスオーナーは一度リスティング広告を検討してください。


リスティング広告は主に下記の名称で呼ばれています。

・クリック報酬型広告
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

・検索連動型広告
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

・PPC広告(Pay Per Click Advertising)

・キーワード広告

・SEM(サーチエンジンマーケティング)
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


広告の表示だけでは費用が発生せず検索ユーザーがクリックした場合のみ広告費用が発生します。

広告費用は各検索キーワードで異なります。

だいたいクリック単価(1クリック)=数十円~数百円程度ですが、不動産関連など顧客単価の高いビジネスは数千円以上となります。

また、競合率の高い業種もクリック単価が高くなる傾向にあります。

クリック単価は入札方式で入札金額の高い広告が検索結果の上位に表示されます。
※検索キーワードごとの入札単価制(オークション)

キーワードの平均クリック単価の一例
「府中 歯医者」=257円
「府中 整骨院」=138円
「府中 美容室」=76円
※クリック単価は業種、地域性、競合性、季節、顧客単価により変わります。


【メリットとデメリット】

【メリット】
★究極のプル型集客方法
地域のお店やサービスを検索エンジンで探している見込客(検索ユーザー)へ直接アプローチできるプル型集客の為、CPA(新規顧客獲得コスト)が安く済みます。

プル型集客についての詳細は下記コラムをご覧ください。

《コラム》
『広告宣伝 #02 プッシュ型広告とプル型広告』

《ユーチューブ》
『広告宣伝 #02 プッシュ型広告とプル型広告|あなたはどっちなのか?』


★無駄のないクリック課金システム
テキスト広告が表示されただけでは費用が発生しません。

広告がクリックされたら費用が発生する仕組みです。

つまり、ムダな広告宣伝費が発生しません。


★見込客だけに広告を見てもらえる。
広告配信地域の設定ができるので、あなたのお店やサービスを探している集客エリア内の見込客(検索ユーザー)に対してだけ広告を表示することができます。

また、広告を表示させる時間帯や曜日も指定できます。


★広告予算を自分で決められる。
毎月の広告宣伝費用の予算は事業主様が決めることができるので低予算でも大丈夫です。

つまり、無駄に広告宣伝費用を使う必要がありません。


★スマホユーザーとの相性がいい。
スマートフォンでネット検索を行うと検索結果画面の最上部(ファーストビュー)に表示されるのはリスティング広告です。

※画面最上部に2~3つのリスティング広告が表示されます。


【デメリット】
▲ホームページが必要。
見込客(検索ユーザー)がリスティング広告をクリック後に表示させる訴求効果の高いホームページを持っていないと無理です。


▲市場ニーズが無いとダメ。
業種名、サービス名、商品名などがキーワード検索されず、市場性や必要性などのニーズが無い場合には集客効果はありません。


▲広告を避ける検索ユーザーがいる。
少数ですが、リスティング広告を避ける検索ユーザーが一定数存在します。


▲広告配信設定が複雑。
リスティング広告の配信設定はダッシュボード(管理画面)から行います。

つまり、ダッシュボードの操作方法や広告配信設定項目を理解していないと集客に効果的な広告配信ができません。

そのため未経験者の場合には、広告配信設定作業から日々の運用まですぐにはうまく活用できません。


【Google広告とYahoo広告】
リスティング広告には、主に次の2つがあります。

・グーグルの検索結果に表示される『Google広告』

・ヤフーの検索結果に表示される『Yahoo広告』

当社では、検索エンジンのシェアを考慮して、はじめはGoogle広告のみの運用から開始することをおススメしています。

理由は、検索ユーザーの70%以上がグーグル検索エンジンを使用しているからです。

※検索ユーザー=見込客

まずは、Google広告を運用して集客人数の結果と広告費用をデータ化して分析します。

その後、Yahoo広告を運用するか否かの判断を行います。


【リスティング広告の運用管理の注意点】
★効果測定を行う。

広告宣伝活動による集客結果と広告宣伝費を元にCPA(新規顧客獲得コスト)を算出して効果測定を必ず行います。

この「効果測定」を行わないと広告宣伝活動の成否が明確になりません。

CPA(新規顧客獲得コスト)=集客人数÷広告宣伝費


★業者に運用管理を委託する場合
リスティング広告の運用管理を業者に委託する場合には、当たり外れが多いので注意が必要です。

リスティング広告を効果的に運用できる業者の特徴は下記の通りです。

①はじめに平均顧客単価を訊ねてくる。

②クリック単価、CPA、月間広告費用について具体的な数値で説明を行う。

業者選定の際の参考にしてください。


★自分で運用管理する場合
Google広告のスタッフによるサポートを受けることが可能です。

しかし、基礎知識もなく、いきなりリスティング広告の運用管理を行うのはおススメできません。

ネット上で情報収集したり、書籍を購入して基本を学んでからチャレンジしてください。


【まとめ】
リスティング広告は、

①ローカル・ビジネスに最適な広告宣伝方法です。

②スマホユーザーとの相性がいい広告宣伝方法です。

③低予算でも大丈夫です。