広告宣伝 #10【実践編②】チラシで集客するには?3/3

※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。

前回のコラム(動画)ではチラシ集客を実践する際のチェックポイントについてお伝えしました。
『広告宣伝 #10【実践編①】チラシで集客するには?2/3』
コラム動画

チラシ集客の基礎知識については前々回のコラムをご覧ください。
『広告宣伝 #10【知識編】チラシで集客するには?1/3』
コラム動画

今回のコラムでは、自作のチラシで、あなたの業種やサービス・商品の「チラシ集客による反響率(反応率)のテスト」を実行する際のポイントと手順をお伝えします。

また自作でチラシを作成するコツもお伝えします。

お伝えする内容は、これまで当社がクライアントさんのチラシ集客をお手伝いしてきた経験と結果に基づいたものです。

これからチラシ集客の実行を考えている方は参考にしてください。

【前回のおさらい】
反響率(反応率)のテストをしてみよう!
チラシによるポスティングを検討している事業主様は、はじめに反響率(反応率)のテストをするのが賢明です。

いきなり広告代理店などに依頼してチラシを大量に印刷して配布するのは費用面で大きな負担となります。

そして、当然チラシによる集客に失敗したとしても、すべて依頼主(事業主)の自己責任となります。

『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる!』

このようなことは滅多に起こりません。

そこで最初はチラシの制作から配布まで自分で行なうことをお勧めします。

このやり方だと気軽に、そして費用を低く抑えることができます。

そして次の2点を検証しましょう。
①どんな内容にするか?
反響率(反応率)の高いチラシはどんな内容にすれば良いのか?を検証する。

②費用対効果的なのか?
事業内容、またはサービスや商品は、チラシによる集客が費用対効果的なのか否か?を検証する。

【自作のチラシを作成してみよう!】
ローカル(地域密着型)ビジネスのチラシはイメージアップのためのイメージ広告でなく見込客に反応してもらうためのレスポンス広告である必要があります。

広告代理店は、イメージ広告は得意なところが多いようですが、このレスポンス広告をきちんと制作できる広告代理店は以外に少ないのが現実です。

そして反響率(反応率)の高いレスポンス広告を制作できるのは、普段から直接お客様と接して、顧客ニーズを把握している事業主なのです。

※レスポンス広告については下記を参考にしてください。
【参考コラム&動画】
『広告宣伝 #01 レスポンス広告とイメージ広告』
コラム動画

【参考リンク】
「自作 チラシ」
Google検索結果より

『自作チラシ.com』

【チラシ作成のコツ】
・目標=興味を持ってもらう。
ポストからゴミ箱へ直行しないように工夫する。

・目的=見込客に行動してもらう。(CVの設定)
 つまり、チラシを読んだ見込客に「どんな行動をしてもらいたいのか?」を明確にする。

「行動」とは以下の通りです。
・「予約」をもらう。
・「注文」をもらう。
・「依頼」をもらう。
・「来店」してもらう。
・「お問合せ」をもらう。

「見込客に行動してもらう」ための内容を考えてチラシを作成してください。

チラシに掲載する内容は、文字数は必要最小限に抑えて読みやすく、わかり易くすることを心がけてください。

文字数を少なくする主な理由としては、人間は文字数が多いと読むのが面倒臭くなるからです。

そして訴求効果が高い必要な内容だけを掲載します。

また見込客の発掘を目的としたチラシの場合には、商品サンプルの配布やお試し価格でのサービス提供なども訴求効果は上がるはずです。


チラシの元データの作成には、パソコンを使える事業主様ならワードなどで簡単に作成することができます。

そして印刷もモノクロ(白黒)で十分です。

きれいにカラー印刷されたチラシが「反響率の高いチラシ」とは限りません。

また意外におススメなのは手書きのチラシです。

実際にきれいに印刷されたチラシよりも反響率(反応率)が高いケースが多いのです。

もちろん、ただ単に「手書きのチラシなら何でもよい」ということではありません。

【参考リンク】
「ワード 無料 チラシテンプレート」
Google検索より

下記はラクスルが提供しているチラシの無料テンプレート作成ツールです。
興味のある方はご覧ください。
◆ラクスル『チラシ・フライヤーの無料デザインテンプレート一覧』

動画内では、当社クライアントさんの作成した自作チラシの紹介と配布結果についてお伝えしています。

興味のあるい方はご覧ください。

【自作のチラシ作成~反響率テストまでの手順】
①元データを作成する。
チラシの大きさはA4サイズで必ず両面を使用します。

また、ホームページがある場合にはQRコードも必ず掲載しましょう。

QRコードに入れる情報は、下記3点です。
①店舗名、会社名
②ホームページのURL
③電話番号

QRコードは下記サイトで作成できます。
『QRのススメ』(外部リンク)
『CMAN』(外部リンク)


②配布する枚数だけ印刷する。
作成した元データを配布する分だけ印刷、またはコピーします。

印刷する枚数は集客エリアの設定や業種、サービス、商品などによりさまざまだと思います。

しかし、最初の配布は多くても500枚ぐらいでテストしてみましょう。

またチラシを印刷する場合には、コンビニのコピー機を使うよりも『ラクスル』が断然安価です。

ラクスルの費用の一例
500部/A4普通紙/モノクロ両面印刷/5営業日出荷:3,817円(税・送料込)

『ラクスル』(外部リンク)
※ラクスル『A4サイズのチラシ・フライヤー印刷料金表』


③チラシを配布する。
当然、自分でチラシを配布します。

配布エリアは、来店型ローカル・ビジネスの場合には狭いエリアに絞り込むことをお勧めします。

チラシを配布するエリアは、あらかじめ細かくブロック分けして集中的に配布してみましょう。

たとえば「今回は●●市▲▲町1丁目のみに配布する」とかです。

逆に出張型ローカル・ビジネスの場合には、出張可能な範囲内になりますので配布エリアは気にしなくても大丈夫です。


④効果測定を行う。
「予約」「注文」「依頼」「来店」「お問合せ」が「チラシを見たお客様なのか否か?」を分かるようにしましょう。

その際、効果測定の結果と一緒に配布エリア、配布時期、配布した枚数などもきちんとデータとして記録しておくと役立ちます。


⑤改善する。
はじめから反響率(反応率)の高いチラシを作成するのは難しいので反響(反応)がなくても凹む必要は全くありません。

オンライン、オフラインを問わず、集客は「トライ アンド エラー」の繰り返しです。

チラシの内容を修正して再度チャレンジしてください。

この一連の作業を繰り返すことで、事業内容、サービスや商品に合った反響率の高いチラシができあがるはずです。

そして、チラシの完成度が高くなってから大量に印刷してポスティングを行なえば、少なくても広告宣伝費をムダにすることはないはずです。

【まとめ】
【知識編のまとめ
①レスポンス広告でチラシを制作する。

②チラシ集客のメリットは「潜在的なニーズの掘り起こし」です。

③サービス・商品がチラシ集客と相性が良いか否かを考える。

④チラシの配布方法は、ポスティングが実行しやすく費用対効果的です。


【実践編①のまとめ】
①チラシ集客を行う前に業種や提供しているサービス・商品が「プッシュ型広告と相性が良いのか否か?」をよく考える。

②プッシュ型広告と相性の悪い業種やサービス・商品の場合には
・誰にでも提供できるサービス・商品に絞って広告宣伝を行う。
・潜在的なニーズを掘り起こす内容の広告宣伝を行う。

③反響率(反応率)のテストを行うために自作のチラシを自分で配布する。

④『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる!』ことは、滅多にありません。


【実践編②のまとめ】
①見込客に行動してもらうためのチラシを作成する。

②可能な限りお金をかけずに反響率のテストを行う。

③効果測定と改善作業を繰り返す。

④集客は「トライ アンド エラー」の繰り返しです。

『ホームページとチラシの連動が効果抜群!』