その他 #01【第一話】《初心者向け》ネット集客の施策は“どこまでやるのか?”1/2

※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。

ネット集客の施策は「どこまでやるのか?」という疑問をお持ちのローカル・ビジネスの経営者さんも多いと思います。

主なネット集客の施策は、ームページ、SEO、コンテンツSEO、MEO、リスティング広告、LP、ブログ・SNS、etc。

また不思議なことにネット集客に関する『用語』や新しい『施策』が年々増えています。

それではネット集客の施策は“全部やらなければならないのか?”。

否、そんなことはありません。

このネット集客の施策を「どこまでやるのか?」は、その業種の需要と供給のバランスで決まります。

つまり、競合率で決まるのです。

競合率が高い業種の場合には、ネット集客を成功させるために多くの施策を行う必要があります。
※競合率が高い=需要<供給(レッドオーシャン)

逆に競合率が低い業種の場合には、基本的な施策のみで十分ネット集客が可能となります。
※競合率が低い=需要>供給(ブルーオーシャン)

そこで今回はそれぞれの施策の必要性について、2部構成で解説します。

【第一話】
ホームページ(SEO、コンテンツSEOを含む)、MEOについて

【第二話】
リスティング広告、LP、ブログ・SNSについて


【ホームページ】
ホームページはネット集客の中心、つまり心臓部分となります。

ただし、ホームページ自体への施策レベルは業種により異なってきます。

また施策内容は、昔のような検索エンジンの脆弱性を突いたテクニカルな手法は通用しません。

・内部SEO対策
※必要度レベル:高
内部SEO対策といっても、現在できることは限られています。

タイトルタグ、ディスクリプションタグ、hタグにロングテールキーワードを適度に入れて各文章を作成する程度です。

ただし、タイトルタグとディスクリプションタグは、検索結果に表示される際には検索エンジンが適当にテキストを書き換えて表示することがあります。

タイトルタグの文字数
全角で28文字~36文字程度。

ディスクリプションタグの文字数
全角で100~120文字程度

hタグ
全角で13~15文字程度。

内部リンク
ホームページ内の各ページ同士でリンクを貼ることもそれなりにSEO効果があります。

「内部SEOとは」
Google検索結果より


・コンテンツSEO

※必要度レベル:最高
現在、ホームページへ直接行う施策の中心であり必須になっています。

検索ユーザーが「知りたい情報」「探している情報」をホームページ上で文章、画像、動画などの形式を問わず提供する必要があります。

ただし、コンテンツSEOは特別な施策ではありません。

本来ホームページの役割として検索ユーザー(見込客)に対して有益な情報を提供することが“絶対条件”であり、かつ“当たり前”のことだからです。

そして、検索ユーザーの役立たないコンテンツでは、検索結果で上位表示できないだけでなく集客人数も増えません。

「コンテンツSEOとは」
Google検索結果より


・外部SEO対策
※必要度レベル:低~中
昔の検索エンジンの性能が低かった頃にネット集客の中心だった施策が外部SEO対策です。

現在では、検索エンジンが高性能になったため、リンクスパムなどは一切通用しません。

当然、業者からリンクを購入しても効果を得ることができません。

また正当な外部リンクでも以前よりはSEO効果が落ちているため施策しているホームページは少数です。

ただし、競合率の激しい業種の場合には、ライバルよりも一歩前に出るために必要となる施策です。

「外部SEOとは」
Google検索結果より

外部SEO対策の詳細は下記ページをご覧ください。
『SEO対策 #07【第一話】外部SEO対策は必要なのか? 1/2』
『SEO対策 #07【第二話】外部SEO対策のやり方とは? 2/2』


【MEO】
MEO(Map Engine Optimization)は、ローカルSEOとも云われており、「業種名+地域名」などの検索結果の地図上に店舗名や会社名を表示させるために行う施策です。

そのためローカル・ビジネスでは必須の施策です。

ただし現在、このMEO対策も昔のようなテクニカルな施策ができません。

「MEO対策とは」
Google検索結果より

現在のMEO対策とは、下記の2つの無料サービスへ登録すれば80%は施策完了です。

これは素人さんでも簡単にご自身で登録できます。

・Googleビジネスプロフィール
(旧名称:Googleマイビジネス)
※必要度レベル:最高
Googleビジネスプロフィールへ登録するとGoogleマップに店舗名や会社名が表示されます。

また、店舗名や会社名による指名検索で事業内容などの情報も表示されます。

現在「業種名+地域名」などの検索結果で意図的に上位表示させることが困難になっています。

ただし、Googleレビューでポジティブなクチコミが多い店舗や会社が上位表示される傾向があります。

『集客 #08【第一話】Googleレビュー(クチコミ)対策 1/5』

また、基本的なことですがGoogleビジネスプロフィールへ掲載する情報とホームページの情報を一致させることも重要です。

Googleビジネスプロフィールは無料サービスなので、必ず登録してください。


・Yahoo!プレイス
※必要度レベル:高
Googleビジネスプロフィールのヤフー版です。

Googleビジネスプロフィールよりもマイナーな存在ですが、登録すればヤフー地図とヤフーロコへ店舗や会社が表示されます。

利用できる機能はほとんどGoogleビジネスプロフィールと同じですが、各地域のローカル・ビジネス情報を発信しているヤフーロコ内に事業専用ページが割り当てられます。

そのページに事業内容やその他の事業に関する情報を掲載することができます。

ヤフーロコのサンプルページ
『松のや ル・シーニュ府中店』さん
(外部リンク)

ヤフープレイスも無料サービスなので、是非登録してください。

登録方法などはの詳細は下記ページをご覧ください。
『集客 #09 【初心者向け】GoogleビジネスプロフィールとYahoo!プレイス』


稀ですが需要が多いのに供給が少ない業種の場合には、ホームページが無くても、Googleビジネスプロフィールとヤフープレイスだけでネット上から集客できます。

たとえば、医業の『眼科』が需要>供給です。

また『耳鼻咽喉科』も需要>供給に該当します。

【まとめ】
①ネット集客の施策を「どこまでやるのか?」は、その業種の競合率の高低で決まります。

②検索エンジンの進化により、昔のようなテクニカルな施策は通用しない。

③ローカル・ビジネスの事業主さんは、自身の事業の需給バランスを把握する。