ホームページ #03 スマホユーザー対策専用ホームページ

※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。

【スマホユーザー向けHPについて】
スマホユーザーの増加に伴いMFIが実施され、現在のGoogle検索エンジンはスマホで表示されるホームページをSEOの評価対象としています。

※MFI=モバイルファーストインデックスの略

『モバイル ファーストのインデックス登録について』
Google検索セントラル・ブログ

『モバイル ファースト インデックス登録に関するおすすめの方法』
Google検索セントラル・ブログ

そのため内部SEO対策やコンテンツSEOの施策はもちろん、スマホで表示されるホームページのユーザビリティも大変重要になってきます。

つまり、スマホユーザー対策の成否がネット集客結果に大きく影響してくるのです。

《関連コラム&動画》
ホームページ #02 『ネット集客に必要不可欠なホームページのユーザビリティとは?』
コラム / ユーチューブ動画


【スマホ対応のホームページの種類】
《レスポンシブWEBデザイン》
1つのホームページですべてのデバイス(パソコン、タブレット、スマートフォン)に対して表示されるページを最適化する形式のものをレスポンシブ・ウェブデザイン(以下RWD)と呼びます。

現在、ローカル・ビジネスでも多くのホームページがRWDを採用しています。

●メリット
・Googleが推奨している。
でもGoogleは自社検索エンジンには、RWDを採用していません。
文字情報のみのヘルプページには、RWDを採用しています。

・メンテナンスが簡単!
ホームページの更新やページ追加作業などが一回で終了するため運用が楽で運営管理コストが安く済みます。

▲デメリット
・制作費用が割高になる。
構築が複雑になるので、はじめにホームページを制作する費用(イニシャルコスト)が高くなる傾向があります。
ワードプレスなどの既存のテーマを使用すれば安く済む場合もあります。

・スマートフォンでは重くなる。
元はパソコン用ホームページなのでサイズの大きな画像データなどを使用すると表示速度が遅くなります。

・パソコン用HPを閲覧できない。
スマートフォンやタブレットでパソコン用ホームページを閲覧することができません。

Google曰く「レスポンシブ・ウェブデザインを使用することが適切とはいえない状況があることを理解しています。」

「レスポンシブ・ウェブデザインは上位表示に有利ではない。デメリットもある。」
『海外SEO情報ブログ』より

「レスポンシブ・ウェブデザインは万能ではない。具体例を示そうか!」
『インプレス』より


●RWDが向いているHPの種類
・企業間取引(BtoB)
企業案内やブランドイメージの向上が目的であるホームページにはおススメの仕様です。

・情報を一方的に発信する。
ブログ、学校案内ホームページ、オフィシャルサイトなど、情報を一方的に発信するだけのホームページにはおススメの仕様です。


▲RWDが不向きなHPの種類
・集客のためのホームページ
スマートフォンから閲覧しているターゲットユーザー(見込客)の何かしらの行動や反応を目的としたホームページにはデザインやレイアウト等、つまり導線設計の自由度が少ないため不向きです。

《セパレートURLタイプ》
パソコン用ホームページとスマホ用ホームページを別々のURLで表示させるものをセパレートURLタイプと呼びます。

たとえば、
・パソコン用ホームページのURL:https://abc.jp/index.html
・スマホ用ホームページのURL:https://abc.jp/sp/index.html

ユーザー(見込客)があなたのホームページにアクセスするとパソコンとスマートフォンのどちらのデバイスを使用しているのかを自動的に判定して振り分けを行ない最適なホームページを表示します。

セパレートURL方式の場合、スマホ専用ホームページから通常のPC専用ホームページを閲覧することもできます。

ヤフージャパンのトップページが採用しています。
・パソコン用ホームページのURL:https://www.yahoo.co.jp/
・スマホ用ホームページのURL:https://m.yahoo.co.jp/

「スマホ セパレートURLタイプとは」
Google検索結果より


セパレートURL方式のメリットとデメリットは下記の通りです。

●メリット
パソコンとスマホのホームページを別々に設計・構築できるので各デバイスに対して最適なデザインや導線設計のカスタマイズができます。

セパレートURLで運営管理する方法はデザインの柔軟性や細かい修正の行いやすさで言うとRWDより管理しやすい面があります。

▲デメリット
ホームページの修正をするなどの作業が発生すると、パソコンとスマホのそれぞれのページを手直しする必要があり、工数が倍になってしまう。


《ダイナミック・サービングシステム》
ひとつのURLでデバイスに合わせて異なるホームページのデータ(HTML)を配信するタイプ。

サーバ側でPHPなどのプログラム言語を使ってホームページを表示させるため構築費用と運営コストが高くなります。

Googleなどの大手検索エンジン、大手ECサイト、アメブロなどが採用しています。

「ダイナミックサービングとは」
Google検索結果より

『ダイナミックサービングとは?RWDとの違いを解説!』
(外部リンク)

《参考サイト》
『スマートフォン対策』
コムフィック・府中のホームページ屋さんより


【マルチデバイスとクロスデバイス】
《マルチデバイスとは》
スマホ、タブレット、パソコンなどの異なるデバイスでも、同じようにホームページを閲覧することができることを指します。

「マルチデバイス化」や「マルチデバイス対応」と云われています。

「マルチデバイスとは」
Google検索結果より


《クロスデバイスとは》
1人のユーザーが異なるデバイスを使用して同じホームページを閲覧することを指します。

たとえば、高額商品などの場合、はじめにスマホで検索してから後でタブレットやパソコンで購入をじっくり比較検討する場合などです。

「クロスデバイスとは」
Google検索結果より

◆GA4によるクロスデバイス・ユーザーの確認方法
※GA4=Googleアナリティクス4

GA4では、クロスデバイス・ユーザーの確認ができます。

確認方法は下記リンクを参照してください。

「GA4でクロスデバイス・ユーザーの確認方法」
Google検索結果より

 

【スマホHPのユーザビリティ向上のヒント】
◆メニューやナビは大きくわかり易くする。
スマホの場合、メニューやナビゲーションは大きくわかり易くする必要があります。

スマホは手のひらサイズのパソコンではなくて電話です。

特に電話で予約やお問合せをもらいたい業種は、通話開始ボタンを大きく目立つようにする。

◆文字サイズと改行と段落に注意する。
文字サイズは大きすぎず小さすぎず、見やすいサイズにする。

また、コンテンツの文章は改行だけだとギュウギュウで見づらくなります。

スマホの場合は段落を多用して、スカスカにするのが見やすくてちょうどいいのです。


【まとめ】
①ホームページをマルチデバイス対応させる。

②ユーザーは用途に応じてデバイスを使い分ける。(クロスデバイス・ユーザー)

③使用目的に合ったホームページの種類(システム)を選ぶ。

④スマホHPのユーザビリティの良し悪しがネット集客の成否を決める。