ホームページ #02 ネット集客に必要不可欠なホームページのユーザビリティとは?
※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。
【ホームページのユーザビリティ】
《ユーザビリティとは》
「ユーザビリティ」とは、一般的に「製品やサービスの使い勝手の良し悪し」の意味で使用されています。
ホームページのユーザビリティの場合には、ユーザー(=あなたの見込客)にとってホームページが「使いやすいか否か」「見やすいか否か」の意味で使用されています。
また、ネット集客専用ホームページの場合には、コンテンツ内容が「わかり易いか否か」もユーザビリティに含まれます。
残念なことにネット集客のためにホームページを制作する場合、SEO対策は懸命に施策しても、この「ホームページのユーザビリティ」について考えている方はごく少数です。
しかし、この「ホームページのユーザビリティ」の良し悪しは、ネット集客効果に大きな影響を与えます。
「サイトのユーザビリティとは」
Google検索結果より
《ユーザビリティの構成要素》
◆UI(ユーザーインターフェイス)
※UI=接点
「UI」とは、一般的にユーザーと製品・サービスとの「接点」すべてのことを意味します。
ホームページにおけるUIとは、画面に表示されるメニューボタン、リンクボタン、フォントのサイズや全体の色彩構成などを指します。
特にネット集客で大切なことは下記の2つです。
①文字の大きさ(読みやすさ)
②メニューやリンクのボタン位置と大きさ(わかり易さ)
★メニューとナビゲーションに関するワンポイント・アドバイス
メニューとナビゲーションに英語表記を採用しているホームページがあります。
しかし、メニューとナビゲーションに英語を使用すると直帰率や途中離脱率が増えるので絶対にNGです。
メニューとナビゲーションには必ず日本語を使用してください。
★ユーザーのマルチデバイス化について
近年、ユーザーが使用するデバイスの種類が増え「ユーザーのマルチデバイス化」などと云われています。
当然ホームページを閲覧する場合、パソコンだけでなくスマホやタブレットなども使用されます。
このためパソコンユーザーだけでなくスマホやタブレットのユーザーも強く意識したUI構成にする必要があります。
「ホームページのユーザーインターフェース(UI)とは」
Google検索結果より
「マルチデバイスとは」
Google検索結果より
『モバイルフレンドリーテスト』
Google提供ツール
◆UX(ユーザーエクスペリエンス)
※UX=体験
よく「UI」とセットで「UX」という単語を目にします。
「UX」とは、一般的にユーザーが1つの製品・サービスから得られる「体験」を意味しています。
そのためローカル・ビジネスのネット集客の場合でもホームページ上の「体験」に止まりません。
たとえば店舗ビジネスの場合、ホームページを閲覧⇒予約⇒来店など、一連の流れの中でお客様が「体験」することすべてが「UX」と定義されます。
そして、この「UX」の向上、つまりネット上から来店などの最終コンバージョンまでの流れの中でユーザーが「ポジティブな体験」ができた場合には「ポジティブなクチコミ」を増やす効果があります。
間接的ですが、ユーザーに「ポジティブな体験」を提供できれば「ポジティブなクチコミ」が増えて、結果的にネット集客効果を上げることができます。
「ホームページのユーザーエクスペリエンス(UX)とは」
Google検索結果より
《関連コラム&動画》
集客 #08【第一話】Googleレビュー(クチコミ)対策 1/5
『クチコミの重要性とは?』コラム / ユーチューブ動画
◆表示速度
スマホが普及してからホームページの表示速度もユーザビリティの重要な構成要素のひとつとなりました。
当然、ホームページの表示速度が遅いと直帰率が増えます。
このホームページの表示速度は下記でURLを入力すればテストできます。
『PageSpeed Insights』
Google提供ツール
ただし、当社では『PageSpeed Insights』の数値は参考程度にしています。
あくまでも体感速度を重視しています。
【ユーザビリティがネット集客に与える影響】
《ユーザビリティが悪いホームページの特徴》
・セッション時間が短い。
・各ページの滞在時間が短い。
・直帰率や途中離脱率が高い。
・再訪問率が低い。
・表示速度が極端に遅い場合にも直帰率が高くなる。
※上記特徴はコンテンツ内容の良し悪しに関係ありません。
※滞在時間、直帰率、途中離脱率、再訪問率はGoogleアナリティクスで確認できます。
「セッション時間、滞在時間、直帰率、途中離脱率、再訪問率 Googleアナリティクス 確認方法」
Google検索結果より
《SEO対策に与える影響》
Googleアルゴリズムは、ユーザーの行動をランキングに反映させています。
たとえば、とあるユーザーが「新宿 歯科医院」と検索したと仮定します。
とあるユーザーは、検索結果から上位表示されている「とある歯科医院」のホームページを閲覧します。
閲覧後のとあるユーザーの行動パターンは次の①~③のいずれかになります。
①直帰
この場合「新宿 歯科医院」という検索キーワードと「とある歯科医院」のHPは「関連性が無い」とアルゴリズムは判断します。
ただし、再訪問率が高い場合は別です。
②途中離脱
この場合「新宿 歯科医院」という検索キーワードと「とある歯科医院」のHPは「関連性が薄い」とアルゴリズムは判断します。
③各ページを閲覧
この場合「新宿 歯科医院」という検索キーワードと「とある歯科医院」のHPは「関連性が濃い」とアルゴリズムは判断します。
当然、ユーザーの「セッション時間」や「平均ページ滞在時間」なども重要な判断材料となります。
このようなデータの積み重ねもGoogleアルゴリズムに組み込まれています。
特にスマホユーザーの場合、ユーザビリティが劣っていると直帰率や途中離脱が増えるため検索エンジンによる評価は下がります。
《コンバージョン(=集客人数)に与える影響》
※コンバージョン=CV
ローカル・ビジネスのネット集客専用ホームページに必要となるユーザビリティの具体的な内容は下記の通りです。
①見込客(ユーザー)がライバルと「比較検討」して「取捨選択」の判断をするためのコンテンツ(情報)がわかり易く掲載してある。
②ホームページ内のCV(目的)への導線がわかり易く設計されている。
たとえば、CV(目的)が見込客から「予約の電話をもらうこと」の場合、予約の電話をもらうための導線がわかり易くホームページ全体に組み込まれているか否かということです。
◆導線設計について
ネット集客専用ホームページの場合、『見込客の3つの行動』のステップ3の「行動」を促すためのわかり易い導線が必要不可欠です。
《関連コラム&動画》
『集客 #05【第一話】見込客の3つの行動 1/2』
コラム / ユーチューブ動画
『集客 #05【第二話】見込客の3つの行動 2/2 集客する側の対応編』
コラム / ユーチューブ動画
【まとめ】
ローカル・ビジネスのネット集客専用ホームページで「ユーザビリティ」の良し悪しは、
①SEO対策(=ランキング)に影響を与える。
②コンバージョンに影響を与える。
《結論》
ホームページの「ユーザビリティ」の良し悪しはネット集客効果、つまり最終的に集客人数に大きな影響を与える。