その他 #3 ネット集客を依頼する業者の選択基準とは?
※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。
インターネットが普及してから第一次IT革命がはじまり、その後スマホの普及に伴い事実上、第二次IT革命が始まりました。
そして現在、ローカル・ビジネスでも紙媒体によるオフライン集客よりも、ネット(オンライン)集客の成否が事業収益に大きく影響を及ぼす時代となりました。
つまり、そのネット集客を依頼する業者や会社の取捨選択が事業収益に大きく影響を及ぼすとも言えます。
しかし、現実にはネット集客の結果に満足しているローカル・ビジネスの経営者は多くないと思います。
そこで今回のコラムではネット集客を依頼する業者(会社)の選択基準や選び方について解説します。
【ネット集客ができない業者(会社)の特徴】
《ホームページ制作を依頼する場合》
ネット集客用のホームページは広告媒体です。
当然、広告宣伝やWEBマーケティングに関する知識やノウハウ、特にレスポンス広告の知識とノウハウが必要となります。
しかし現実的には、ほとんどのホームページ制作会社が印刷屋さんと同じです。
つまり、依頼者から言われた通りのホームページを制作することが本来の仕事です。
以下、ネット集客ができないホームページ制作業者(会社)の主な特徴です。
①「お店のイメージアップで集客しましょう!」と提案する。
②根拠なくキレイな写真をホームページにベタベタ貼りたがる。
③HPのトップページにいきなり「ごあいさつ」文をコンテンツとして貼り付ける。
またリース契約によるホームページ制作を勧めてくる業者(会社)には、くれぐれも注意してください。
◆「ホームページ リース商法」Google検索結果より
◆『広告宣伝 #01 レスポンス広告とイメージ広告』
コラム|動画
◆『広告宣伝 #02 プッシュ型広告とプル型広告』
コラム|動画
◆『ホームページ #04 広告媒体としてのホームページ』
コラム|動画
◆『ホームページ #05 集客できるホームページに必要なこと』
コラム|動画
《SEO対策を依頼する場合の注意点》
まず初めに「SEO対策≠集客人数が増える」だということを理解してください。
ローカル・ビジネスの経営者のほとんどの方が「SEO対策=集客人数が増える」と思い込んでいます。
また上位表示を保証しているSEO業者(会社)のほとんどは「自分たちで選んだ検索キーワードについてのみ保証する」という手法で営業しています。
そして、「SEO業者(会社)が選んだ検索キーワード」では「見込客からのアクセスが集まらない」ものがほとんどです。
つまり、見込客(検索ユーザー)が使用しない簡単な(競合の少ない)キーワードを「上位表示させているだけ」ということです。
当然、ネット経由の集客人数が増えることはありません。
くれぐれもご注意ください。
※SEO業者の取捨選択についての詳細は下記ページとコラム&動画を参考にしてください。
◆「SEO業者の利用を検討する」
Google検索セントラルより
◆『ダメなSEO会社と良いSEO会社、見分けるにはここをチェック【SEO情報まとめ】』
インプレス ビジネスメディアより
◆『ちゃんとしたSEO業者はなぜ検索結果での順位を保証しないのか その5つの理由』
インプレス ビジネスメディアより
◆『SEO対策 #11 検索順位は相対的評価で決まる』
コラム|動画
《MEO対策を依頼する場合の注意点》
現在のローカル検索は「検索ユーザーファーストのアルゴリズム」を採用し、検索ユーザーの利便性を最優先にしています。
つまり、検索ユーザーが検索を行う場所、日時などで検索結果が変化します。
そのため集客する側が意図的にできる施策が少なくなっています。
MEO対策を業者へ依頼する場合には、具体的に「どのような施策を行い、どのような結果が期待できるのか?」を必ず確認してください。
また、スパム行為によるMEO対策を有料で提供している業者(会社)も存在します。
中でも多いスパム行為は、店舗名に検索キーワードを加える行為です。
例:「インプラントが安い○○歯科医院」など
最悪の場合、グーグルマップに表示されなくなることもあります。
くれぐれもご注意ください。
※MEO業者の取捨選択についての詳細は下記ページとコラム&動画を参考にしてください。
◆『“Googleマップ上位表示で店舗集客”を謳う“MEO対策”スパムがヤバい状況になっているらしい【SEO記事12本まとめ】』
インプレス ビジネスメディアより
◆『MEOは“悪”なのか? 悪質業者の見分け方、正しいGoogleマイビジネス活用方法を専門家が教えます』
インプレス ビジネスメディアより
◆『集客 #10【MEO対策・前編】ローカル検索の表示順位を決める要因 1/2』
コラム|動画
◆『集客 #10【MEO対策・後編】ローカル検索の表示順位を決める要因 2/2』
コラム|動画
【業者選びのチェックポイント】
①ネット集客の実績の有無を確認する。
ネット集客の過去の実績(業種と集客人数)を確認するのが確実な方法です。
よくあるダメなパターンはネット集客を謳い、実績についてはホームページの制作実績や「地域名+業種名で1位獲得」のような検索順位を実績としている業者(会社)がほとんどです。
★ホームページ制作実績≠ネット集客の実績
★SEO実績≠ネット集客の実績
必ず過去のネット集客の実績(集客人数)を確認してください。
【参考コラム&動画】
◆『集客 #05【第一話】見込客の3つの行動 1/2』
コラム|動画
◆『集客 #05【第二話】見込客の3つの行動 2/2』
コラム|動画
②検索キーワードを調査するか否か?
ホームページ制作でもリスティング広告の初期設定でもWEBマーケティングの「はじめの一歩」は見込客の使用する検索キーワードの調査から開始します。
この見込客が使用する検索キーワードの調査を行わない業者(会社)は、そもそもWEBマーケティングの素人だと考えて間違いありません。
くれぐれもご注意ください。
【参考コラム&動画】
◆『SEO対策 #02 検索キーワードの変化』
コラム|動画
◆『SEO対策 #03 検索キーワードの選別方法とは?』
コラム|動画
◆『SEO対策 #08 見込客が使う検索キーワードの調べ方とは?』
コラム|動画
③費用対効果について考えているか否か?
ネット集客全般、特にリスティング広告の初期設定や運用管理を依頼する業者(会社)を選ぶ際に重要なのが費用対効果について考えているか否かです。
リスティング広告の予算を算出する際の「はじめの一歩」は平均顧客単価を把握することです。
つまり、平均顧客単価をあなたに訊ねない、または把握しようとしない業者(会社)は「当てにならない」ということです。
また平均顧客単価以外でも現在の集客人数と新規顧客獲得コストを把握せず、費用対効果の検証方法について説明しない業者(会社)は要注意です。
広告宣伝費用については下記コラム&動画を参考にしてください。
◆『広告宣伝 #06 広告宣伝費の算出方法① 平均顧客単価』
コラム|動画
◆『広告宣伝 #07 広告宣伝費の算出方法② 集客数と新規顧客獲得コスト(CPA)』
コラム|動画
◆『広告宣伝 #08 広告宣伝費の算出方法③ 費用対効果の検証方法』
コラム|動画
◆『広告宣伝 #03 リスティング広告は必要なのか?』
コラム|動画
◆『広告宣伝 #04 なぜリスティング広告で集客できないのか?』
コラム|動画
【まとめ】
ネット集客を依頼する業者(会社)に必要な条件は下記の通りです。
①広告宣伝やWEBマーケティングに関する知識やノウハウがある。
②ネット集客の過去の実績(業種と集客人数)を提示できる。
③広告宣伝の費用対効果について考えている。