SEO対策 #11 検索順位は相対的評価で決まる

※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。

※タイトルの「検索順位」とは、自然検索結果の順位のことです。

自然検索で上位表示させるには「SEO対策を行う必要がある」と一般的に云われています。

しかし、SEO対策を行ったとしても必ず上位表示できる訳ではありません。

なぜなら検索順位はライバルのホームページとの相対的な比較で最終的に決定されるからです。

今回は、この「検索順位」とライバル(同業種/同ジャンル)のホームページとの「相対的評価」の関係について解説します。

※ローカル検索の表示順位については下記コラム(動画)をご覧ください。
集客 #10【MEO対策・前編】ローカル検索の表示順位を決める要因 1/2
コラム動画

集客 #10【MEO対策・後編】ローカル検索の表示順位を決める要因 2/2
コラム動画

「ローカル検索とは」
Google検索結果より

【検索順位を決める要因】
検索アルゴリズムにより200項目以上と云われてる評価項目からホームページの品質がチェックされています。

最新の検索アルゴリズムについては下記コラム(動画)を参考にしてください。

SEO対策 #NEWS_01【最新アルゴリズム】2022年11月 Googleが『検索ランキング・システムに新しいガイドの導入』を告知
コラム動画

しかし、特にローカル(地域密着型)ビジネスの場合、最終的に集客エリア内のライバル(同業種)との比較による「相対的評価」で検索順位が決まります。


たとえば、集客エリア内の競争度合いが低い業種の場合、フルスペックのSEO対策を行わなくても比較的簡単に上位表示が可能となります。

また競争度合いの低い場合、ホームページが無くてもGoogleビジネスプロフィールだけで十分ネット集客ができている業種も存在します。

★競争度合いが低い=需要>供給


逆に歯科医院、整体院、美容院のような集客エリア内の競争度合いが高い業種の場合、SEO対策を行っても上位表示させることが難しくなります。

たとえば、競争度合いの高い業種の場合、集客エリア内の全てのライバル(同業種)が同じ程度のSEO対策を行っても必ず検索順位に優劣がつきます。

★競争度合いが高い=需要<供給


つまり、検索アルゴリズムは最終的に相対的評価を行い「必ず検索順位を決めなければならない」ということです。

それと競争度合いの強弱は集客エリア内の業種の「需給バランス」で決まるので、事前に集客エリア内のライバル(同業種)を調査分析する必要があります。

この集客エリア内の「需給バランス」を把握することで、特にSEO業者に依頼する場合、本来上位表示させるのに必要のない施策費用まで「支払う無駄」を無くすことができます。

SEO対策の最終的な目的は、上位表示させることではなく、集客であることを忘れないでください。

『その他 #01【第一話】《初心者向け》ネット集客の施策は“どこまでやるのか?”1/2』
コラム動画

◆『その他 #01【第二話】《初心者向け》ネット集客の施策は、どこまでやるのか? 2/2』
コラム動画

SEO業者をお探しの方は、下記記事を参考にしてください。
『ダメなSEO会社と良いSEO会社、見分けるにはここをチェック【SEO情報まとめ】』
インプレス WEB担当者フォーラムより

『SEO業者の利用を検討する際のヒント』
Google検索セントラルより

【たとえ上位表示できても…】
現在は、昔ほど自然検索で上位表示させても、クリック率が低いためアクセス数を集めることが難しくなっています。

そのため特にSEO業者へ施策を依頼している場合には、「費用対効果」についても検証する必要があります。

検索順位とクリック率については下記コラム(動画)と記事を参考にしてください。
『SEO対策 #09 検索順位とクリック率』
コラム動画

『グーグル検索結果CTR調査【2021年最新版】日本の検索1位クリック率は13.9%』

『【2021年最新】検索順位別クリック率!1位~10位のCTRは?』

ホームページの検索順位やクリック率などの詳細なデータはGoogleが無料で提供しているサーチコンソールで確認できます。
『表示回数、掲載順位、クリック数とは、』
Google Search Consoleヘルプ

それと上位表示にこだわる理由は、ホームページに見込客(検索ユーザー)からのアクセス数を増やして、お客様を増やすためです。

それには費用対効果的なリスティング広告の運用も有効な手段となるので検討してみてください。

『広告宣伝 #03 リスティング広告は必要なのか?』
コラム動画

【おまけ】上位表示されるまでの期間
現在の検索アルゴリズムは、人工知能を使用することでホームページのコンテンツの品質の良し悪しを判断できるようになりました。

これにより昔のような検索アルゴリズムの脆弱性を突いたテクニカルなSEO対策は通用しなくなりました。

ただし、集客エリア内の競争度合いにもよりますが、その分検索アルゴリズムがホームページを評価するのに相当の期間が必要となり、以前のように短期間での上位表示が難しくなっています。

※相当の期間について
これは上位表示させるホームページのジャンル(業種)や集客エリア内の競争度合いにより異なります。

【まとめ】
①検索順位は、集客エリア内のライバルとの相対的評価で決まる。

②SEO対策を施策する前にライバル(競争相手)について調査分析する。

③SEO対策の最終的な目的は「上位表示」ではなく「集客」です。