その他 #02【業種別ネット集客①】歯科医院、整体院編 1/3

※動画には、コラムでお伝えしていない内容が含まれています。

ネット集客は、業種や競合率により施策内容が異なります。

そこで今回のコラム(動画)では、業種別のネット集客について3回に分けて解説します。

3回に分けてお伝えする内容は以下の通りです。

【業種別ネット集客①】歯科医院、整体院編(本コラムと動画で解説)

【業種別ネット集客②】飲食店編(2回目)

【業種別ネット集客③】出張型ビジネス編(3回目)

第1回目はローカル・ビジネス競合率1位と2位の業種である歯科医院と整体院のネット集客について解説します。

【この業種の特徴とネット集客の傾向について】
歯科医院と整体院は、よく「コンビニよりも多い」と云われている通り、競合率が高いのが特徴のひとつです。

そのコンビニよりも多いと云われている歯科医院や整体院を選ぶ場合、多くの見込客(=新規患者さん)がクチコミを参考にしています。

そのためクチコミ、特にGoogleレビューのネット集客に対する影響が大きいのも特徴のひとつです。

そして専門業者?によるサクラのレビューが多く投稿されているのも歯科医院と整体院の特徴です。

しかし、Googleはレビューの影響力の大きさから、Googleは近年サクラによる投稿の摘発に力を入れています。

《Googleレビューに関する参考記事》
『5500万件の不正レビューをGoogleマップから削除、Googleはどのようにマップスパム対策しているのか?』
海外SEO情報ブログより

『Googleマイビジネスがレビュー管理ツールを公開、不正クチコミ報告・ステータス管理』
海外SEO情報ブログより

クチコミの詳細については、下記コラムと動画も参考にしてください。
『集客力を左右するクチコミの重要性【第一話】』
コラム動画

『ポジティブなGoogleレビューについて【第二話】』
コラム動画

『ネガティブなGoogleレビューについて【第三話】』
コラム動画

『Googleレビュー投稿の自作自演について【第四話】』
コラム動画

『Googleレビューの集め方【最終話】』
コラム動画


《検索キーワードについて》
歯科医院と整体院、共に検索によく使われるキーワードは「業種名」よりも「症状」によるものが多くなっています。

「地域名+業種名」=少ない「地域名+症状」=多い


つまり、「歯科医院」や「整体院」などの「業種名」で上位表示されても「見込客から多くのアクセス数は得られない」ということです。

検索キーワードの詳細については、下記コラムと動画も参考にしてください。
『検索キーワードの変化』
コラム動画

『検索キーワードの選別方法とは?』
コラム動画

【ネット集客の施策について】
歯科医院と整体院、共にホームページを中心とした施策になります。

そして、特に新規患者さんを増やしたい場合には、リスティング広告(Google広告)の運用が必須となります。

その際、MEO対策の一環としてローカルパックへGoogle広告を表示させる住所表示オプションも積極的に使用する必要があります。

また患者さんにクチコミ投稿をお願いすることも重要な施策となります。


施策とリスティング広告の詳細については、下記コラムと動画も参考にしてください。
『《初心者向け》ネット集客の施策は“どこまでやるのか?”【第一話】』
コラム動画

『《初心者向け》ネット集客の施策は“どこまでやるのか?”【第二話】』
コラム動画

『リスティング広告は必要なのか?』
コラム動画

それとネット集客開始時には、SNSの運用はなるべく控えることをおススメします。

詳しくは後述の『ネット集客の注意点』をご覧ください。

【ネット集客の注意点】
歯科医院と整体院は下記①~⑥について特に注意をしてください。

①CPAを算出する。
リスティング広告などを運用している場合には、毎月のCPAを算出してください。

※CPA=新規顧客獲得コスト
※広告宣伝費÷集客数=CPA

CPAの詳細については、下記コラムと動画も参考にしてください。
『広告宣伝費の算出方法② 集客数と新規顧客獲得コスト(CPA)』
コラム動画


②新規患者さんの流入経路。
新規患者さんの流入経路を可能な限り把握し、データー化して広告宣伝活動に役立てることも重要です。

たとえば「HPを見て」「看板を見て」「友人知人の紹介」などです。


③SNSの運用はほどほどにする。
※SNS=X(旧ツイッター)、フェイスブック、ユーチューブ、ブログなど

ネット集客の開始当初は、SNSの運用は行わないほうが賢明です。

特にX(旧ツイッター)、フェイスブック、ユーチューブは、各SNSの流入経路の把握が困難であり、かつ時間のムダになる可能性が高いためです。

そのため当社のクライアントさんたちには、個人の趣味以外、つまりネット集客としてのSNSの運用はNGとしています。

ただし、ホームページに見込客からのアクセスが集まらない場合に限りブログの運用が必要になる場合があります。

ブログの詳細については、下記コラムと動画も参考にしてください。
『ネット集客にブログは必要なのか?』
コラム動画


④医療広告ガイドラインに準拠する。
歯科医院と整体院のホームページやリスティング広告は、医療広告ガイドラインに準拠する必要があります。

そのためには医療広告ガイドラインの内容を理解する必要があります。

特にリスティング広告は、HPのコンテンツや広告の文章などにガイドライン違反がある場合には広告表示が停止されます。

医療広告ガイドラインの詳細については、下記コラムと動画も参考にしてください。
『医療広告ガイドラインとリスティング広告【前編】』
コラム動画

『医療広告ガイドラインとリスティング広告【後編】』
コラム動画

《参考リンク》
『医療機関ネットパトロール』
医療機関のホームページのコンテンツが『医療広告ガイドライン』に準拠しているか否かを監視するのが『医療機関ネットパトロール』の役割です。

誰でも『通報フォーム』から通報できるので気をつけましょう。


⑤保険治療費の目安を掲載する。
医療広告ガイドラインでは、保険適用外の自費治療費用の掲載は義務となっています。

しかし、保険治療費の目安や通院回数の目安なども掲載してあると新規患者さんは安心するので来院率が上がります。


⑥怪しい業者や会社が近づいてきやすい。
競合率の高い業種なので夢のような「集客サービス」を謳い文句に怪しい業者や会社が近づいてきます。

特に電話でWEBマーケティング(ネット集客)サービスの営業をしてくる会社には要注意です。

注意が必要な業者や会社の特徴は以下の通りです。

1.弁護士事務所と顧問契約をしている。
HPの会社概要欄に顧問契約をしている弁護士事務所の記載がある。
契約後、法的に揉めることが前提となっていることが多いためです。

2.Googleビジネスプロフィールに登録していない。
会社名で検索してもGoogleビジネスプロフィール(ナレッジパネル)が表示されない。
Googleレビューに悪いクチコミを投稿されるのを防ぐためGoogleビジネスプロフィールに登録していません。


また、契約を検討する際には、必ず「会社名+評判」などで検索してください。

その際、検索はGoogleだけでなく、念のためX(旧ツイッター)でも検索してください。

※X(旧ツイッター)で検索する場合には「会社名+詐欺」「会社名+怪しい」など。

このX(旧ツイッター)の検索で助かったローカル・ビジネスの経営者さんの人数は少なくありません。

【まとめ】
①クチコミを集める。
歯科医院や整体院を選ぶ場合、多くの新規患者さん(見込客)がクチコミ(Googleレビュー)を参考にしています。

②キーワードは「業種名」よりも「症状」。
歯科医院と整体院、共に検索によく使われるキーワードは「業種名」よりも「症状」によるものが多くなっています。

③リスティング広告は必須。
歯科医院と整体院の場合、新規患者さんを増やすにはリスティング広告(特にGoogle広告)の運用は必須となります。

④医療広告ガイドラインに準拠する。
歯科医院と整体院のホームページやリスティング広告は、医療広告ガイドラインに準拠する必要があります。

⑤怪しい業者や会社には要注意!。
競合率の高い業種なので夢のような「集客サービス」を謳い文句に怪しい業者や会社が近づいてくるので注意してください。